Q.
裁判、強制執行及び倒産の場面を想定した契約書作成の方法としてどのようなことを意識するのが望ましいですか?
A.
裁判、強制執行及び倒産の場面を想定した契約書作成の方法としては、下記の点を意識することが重要となります。
(1)裁判
訴訟では、損害額の算定が困難となることがあるため、契約書において、損害賠償額をあらかじめ約定する違約金条項を設けることが考えられます。
(2)強制執行
損害賠償請求が訴訟で認められても、相手先が無資力であれば、結局強制執行できないことが想定されるため、契約の相手先の資力を事前に考慮することが重要となります。
(3)倒産
相手先が倒産した場合、自己の債権を全額回収できることはあまりないため、代金の支払時期を早めることを検討することが重要となります。